気になる講習会に参加しよう
講習会とは『学問・技芸などを学び習うための集まり 』とあるが、私は、同じ学問、技芸などを学ぶ者同士の意見交換会、交流会という側面も含んでいると考えている。
学問、技芸を学ぶための講習会ではその道の先人や達人、師範クラスの人を講師として招き、話しを聞く。
その講習会の後にはその講師を含め、参加者で食事なりお茶会なりで交流を深める。というのが一般的である。
私が参加したある情報技術系の講習会では、大学で情報工学を専門に研究している大学教授と、実際に起業で情報系の技術職員として働いている方に、「情報技術のこれまでとこれから」というタイトルでそれぞれ話しをしてもらった。
大学教授の話しでは、情報技術の始まりから現在、第一線で研究されている案件をかいつまんで話していただいた。そこには、学問的な側面だけでなく、今現在、当たり前になっていることがなぜそのようになったのか。が詰まっていた。
技術職員の話しでは、先の大学教授の話しにかぶせて、実際の現場での状況を中心に話してもらった。
どちらもとても参考になる話しではあったが、いくつか疑問も生まれたのは事実である。その。生まれた疑問をどう処理するか。疑問をそのままに放置し、忘れていくのか。それとも、その疑問をその場ないし、別の機会にその講師に対して質問するのか。はたまた、自分で調べ尽くし、解決へと向かうのか。
それはその人個人の問題であるが、疑問の処理の仕方によって講習会の精度は大きく差がつくというのは言うまでも無いだろう。
つまり、講習会はただ話を聞くだけで終わりにするのはもったいない。話を聞いてその話の内容を自分の物として初めて意味を持つのである。
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Last update:2017/4/12